思い立ったら期日

アラサー独身男が現世を嘆くブログ

今思えば小学校って閉鎖的で異常な空間だったな

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ある小学校で激辛カレーを食べさせる等の教師による集団リンチ事件の報道があった。そこで小学校の異常な環境というものが浮き彫りになった。

 

「いい大人が何をやってる」という話はもちろんのこと、繰り返し暴行を行なっていたであろう事を誰も指摘しない(できない)という異常な環境であることが恐ろしい。しかも小学校という教育の現場で。

 

あれだけの事件を起こして世間的にバッシングを受けるような事をしたら、まず普通の会社では解雇か自ら辞めるかせざるを得ないと思う。

 

思い返せば、自分が小学生の頃も小学生ながらに「これはおかしいんじゃないの?」と思うことがたくさんあった。

 

力のある先生が顧問を務める運動部に、ちょっと元気な男子は半強制的に入部させられた。集会がある度に演説をして「この部活に入らない奴はこの学校の伝統を守らない奴だ」という旨の話をする。他にも部活はたくさんあるのにも関わらず。相手は小学生なのにそこまで言うか?と小学生ながらに感じていた。

 

歌のコンテストに向けて練習が半端じゃない。学年全員でとにかく練習しまくる。「そうじゃない」「やり直し」「やる気ないなら帰れ!」等の罵声(とても小学生に浴びせる言葉遣いではない)を浴びせられる。他の教師を含め、みんな萎縮してしまってシーンとしている。本当に嫌いな教師だった。ずっと立ちっぱなしなもんだから貧血でバタバタ人が倒れているにも関わらず、続行する。今だったら問題になっているだろうな。

 

今になり問題になっている「組体操問題」。当時、私の小学校でも組体操に力を入れていた。今思えばかなり無謀な技をやらされていた。3段タワーから落ちて救急車で運ばれた人がいたな。それからその技には大人の補助がつき練習することになったのだが、事故があったにも関わらずその技がなくなることはなく、しかも本番に大人の補助を配置するかどうかで揉めたらしい。美しくないからとかいう理由で…。下手したら半身不随になるぞ。

 

もちろん「普通の」教師もたくさんいたけど、どうしてだろう、どこかずれた教師もたくさんいた。相手が小学生で絶対に刃向かえない状況の中に長くいると、自分が偉くなったような勘違いを起こしてしまうのかな。まず普通では考えられないような言動が許されてしまう。暴力が振るわれてもおかしくない。

 

そういう教師にはなぜか「熱烈に支持する保護者」がいることも事実だ。私は嫌いだったのに、尊敬している等の真逆の話を聞くことが多々あった。熱血教師のように見えていたのだろうか、不思議でしょうがない。

 

閉鎖的な空間にいると人間おかしくなってしまうと仮定するならば、授業参観だけではなくいつでも保護者が学校をチェックできるような体制が必要だと思う。定点カメラをつけてライブ配信するのも良いかもしれない。

 

外部の人間と接触させる機会を増やすことも大切だと思う。私の担任ではなかったが、若い先生が修学旅行先のお寺の和尚さんにひどく叱られていたのを見たことがある。当時小学生だった私にとって目上の存在である先生が怒られていていているのはとても不思議な気持ちになった。なぜ怒られたのかはわからなかったが、その先生も今思えば大学生のノリを引きずったような人だったので、叱られるような事があってもおかしくなかったかなと思う。それで少しは自分を見つめ直すきっかけになったんじゃないかな。

 

私の経験だけでもこれだけ異常とも言える経験をしているので、「激辛カレー事件」は氷山の一角で、教師間、教師生徒間、生徒生徒間の問題で言えばまだまだたくさんあると思う。

 

教師の部活はほぼ無給だとか、サービス残業、土日出勤当たり前な環境も変えなくてはいけない。熱血だとか、気合とか、そういうものを廃してもっとドライでいいと思うけどな。行政の窓口業務を外部委託するように、部活も土日は外部委託してもいいと思う。なんなら休みの日は休みなんだから休みでいいと思う。練習したいなら各自練習すればいい。家族の時間を過ごしたり、他のスポーツをやったって良い。教師も生徒も。閉鎖的な小学校から離れてもっと広い世界と関わることが大切だと思う。

 

おわり

 

 

 

 

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